嵐ライセンス

私は嵐が好きでライセンスが好きで、その両者のファンの方々のブログをよく拝見しています。そこで最近、その二者になんだか共通点があるように思えてきたのです。

まず、どちらもここ最近急激に人気と露出が増えている点。ライセンスは1年弱くらい、嵐はここ数年でしょうか。規模の大小こそあれ、勢いがすさまじい。そして、それに比例してあらゆる商法が展開されている点。ライセンスで言えば9年本やら写真集やら男前関係の本やら諸々のDVDやら。嵐で言えば、年間4枚もリリースされたCD。どちらも、売れるから出されてるんですよね。これは資本主義として非常に真っ当な話だと思うのですが、なんだかコアなファンの方から見ると、微妙に満足していないというか内容に対して思うところがあるというか。

これを考えるきっかけになったのが、最近界隈でちょっと注目されている、ライセンスの作家さんのブログの件です。私も別の方のブログを通して知ったのですが、見てみてびっくり。ファンの方が多くコメントされていますが、どれも熱くてライセンスの今後を心配している感がにじみ出ている感じで。中でも共感したのが、「ネタのこういうところがすごく好き!とか、逆に顔が好みど真ん中!というわけでもなく、トークは好きだけどもVol. TALKに大満足しているわけでもない。でもライセンスの大ファン」みたいなスタンス。「どうしても見てしまう不思議な魅力がある」というような趣旨のものもいくつかあって、すごくすごく共感しました。私自身も、ライセンスをアイドル視しているだけやん、と言われるとそれもそうだと認めざるを得ないんですけど、でもリアルアイドルの嵐さんたちのように思っているわけでもなくて、やっぱりネタありきな部分もあるしな〜なんて思ったり。要約すると、不思議な魅力。と、関係性。と、色気。

えっとえっと、話が若干逸れてしまいましたが、嵐にしろライセンスにしろ、コアなファンの方々はそれぞれのプチバブルのような状況をちょっと恐ろしく思っているのかなと思いました。右肩上がりな時期だからこそクオリティを追及してしかるべきなのに、売れるからという商魂のみですべてを進めていくことに不安を感じているというか。少し食傷気味でさえあるのかなぁと思います。

以前のブログでよく書いていたのですが、数年前までのもっと露出が少ない段階でのライセンスのファン心理というのは、少なからず「飢餓感」のようなものが働いているのではないかと思っていました。ライセンスに関しては、この「飢餓感」はまだぬぐいきれていない感もありますが、妙に露出ばかりが増えていくとそれはそれで辟易してしまうというか。ちょっとそんな気がしたのです。

ライセンスと嵐なんて、人気規模も露出規模もまったく違うので、妙にこじつけて考えるのはいかがなものかとも思ったのですが、ファンの方の考え方というか抱いている一抹の不安みたいなものに共通点がある気がしたまでです。あんまり消費されすぎないといいなぁと思いました。