M-1グランプリ2009決勝

さて、急いで帰宅してぎりぎり放送開始の5分前くらいについて、いよいよ本戦スタートです。一昨年はテレ朝で生観戦、昨年は敗者復活に同行した友人とともに観戦したので、一人っきりでM-1を見るのは2006年以来か。2006年はクリスマスイブだったのに、一人きりでライセンスの復活に歓喜し、チュートのすごさに圧倒されつつもこれから売れてしまうのかぁ、と少しだけ憂いでいたりしました。

・大井からの帰り道も頭の中はM-1で。今年は大井に行っていないお笑い好きの友人から様子を請うメールがきていたり。ちなみにその段階での私の敗者復活予想は「流れ星かハマカーン。ノンスタとU字工事もありえる!」という感じ。一押しは流れ星でしたが。
・いよいよあの派手派手舞台が映し出されてスタートです。上戸彩さんはかわいいなぁ。
・審査員紹介。知事・・・大丈夫でしょうか・・・。緊張が伝わりすぎるんですけど。
・出場者の楽屋では、笑い飯はやっぱり格が違う。M-1の舞台に慣れているというか、あの状況でぼけてこその笑い飯。あぁ・・・テンダラーの浜本さんも大阪で喜んでらっしゃることでしょう。
・いよいよ一組目。ナイツ。どうしても一組目というのは多少のふわふわ感がある気がします。審査員の得点が開示されたときに「高っ」とつっこんでしまいました。
南海キャンディーズは、最初のところでしずちゃんに「Bang!☆」てやってほしかったな・・・。舞台をところせましと動き回るネタは、漫才としてナイツとあまりにも対照的で大丈夫かなぁと少し心配になってしまいました。すごく面白かったのですが、イマイチ得点が伸びきらないのは致し方ないことなのかしら。
・さて・・・・。一番緊張したのが敗者復活の発表。特に今年は受けていた組が多くいたので、勝って欲しいなぁと思っていた方々ばかりでしたし。もともと、前日まではノンスタを全力で応援しようと思っていたのですが、実際にネタを見ると面白い組ばかりなんですもん。で、数組のインタビューを経て、今田さんのもとに封筒が届けられます。もうどきどき。
・そして今田さんが封筒の中身を見てのリアクション。あのリアクションから発表されるまでの間というのはほんの数秒だったと思うのですが、ノンスタかも、ノンスタな気がする、ノンスタ??でも違うかしら・・・、とぐるぐるうずまく私の脳内。
・実際にノンスタの名前がコールされたときは、はーーーっと力が抜けていくような感じでした。なんでしょう、とってもめでたいし嬉しいんですけども、これでよかったのかな・・・という思いがなくもない、みたいな。同じくらいうけているコンビがいくつもいた場合、どうしても有利になるのは知名度やらということなのかな、とか。今年のような混戦した場合は仕方ないことなのかもしれませんが、そんなことでノンスタがいわれのない扱いを受けなければいいなぁと思いました。
・そして、M-1を目指してきて、面白かったほかのいくつかのコンビがついには決勝の舞台を踏むことなく10年を迎えてしまうことについても少し悔しく思ったり。それが勝負の世界なんですけど、罪作りやなぁ、ノンスタイル。なんて。
・基本的にはノンスタが選出されてめちゃめちゃ嬉しかったんですけどね。これが「枠がなくなる・・・」ということなのか、と。
・ともあれ、王者の貫禄。その一言。
東京ダイナマイト。敗者復活が決まった直後の3組目は、なんだか妙なふわふわ感があるような気がしています。衣装、スーツの胸の花が「東京ダイナマイト」なんだな、と。
・ハリセンボンはねぇ。ほんと、こちらに緊張が伝わってしまいました。うーむ。毎年どこかのコンビが奮わずに最下位になってしまうんですよね。これは宿命なのですが。
・そして、笑い飯。ほかのコンビが緊張と戦っているのとは逆に、びっくりするくらい笑い飯笑い飯。とりじんって・・・・・・。西田さんの顔の演技が大好きです。人間と鳥の境目を見せようとする西田さん。笑い飯は、ずっと過去の笑い飯自身と戦ってきた、というのが俗説ですが(多分)、今年はそんなものを打ち破った感がすばらしかったです。だっておもしろかったですもん。笑いまくりました。一人で声を出して。
・8年前っていうと、私はまだ10代の学生でした。その頃から私もいろいろあって今に至っているわけですが、笑い飯はずっとおもしろいことを追求してM-1の舞台に立ち続けていたんだなぁと思うとなんともはや。
・そして審査結果。伝説ですね。
鳥人ウィキペディアにはないかもしれませんが、そのうちはてなか何かにできると思いますよ。トマス・マッコイ(近代バーベキューの父)もあったし。
・最後、てつおさんがビキビキビッキーズだったことをここに記しておきます。
・CMあけてハライチ。若い。
・実年齢が自分よりも下って初めてかもーなんて思っていましたが、その昔にりあるキッズがいた。
・ハライチー。堂々としたものです。「笑い飯のあと、CMはさんでよかった」なんてセリフ、なかなか挟めないんじゃないですかねぇ。ネタも、やっぱり好きです。面白いです。こちらも声を出して笑ってしまいました。
・ただ、評価に仕方というのは難しいのかもしれないですね。単純に私にははまるんですけども。
モンスターエンジン。大林さんとノンスタ井上さんって顔の系統が似ている気が。ちょっとの油断で「ぱっと見男前」と「ぱっと見非男前」に分かれるんですね。どっちがどっちかはあえて書きませんけど。
・うむむ。。。
パンクブーブーがいよいよ登場。隣人トラブルネタですね。正統派な漫才の中の一つ一つのボケがきちんと面白くて好きです。
・いやここで想像以上の高得点!確かに上位には入ると思いましたが、私の予想より少しばかり高かったです。
・いよいよ次が敗者復活してきたNON STYLEなのですが、例年なら途中にスタジオ入りするところとかが放送されるのに、全然映らなかったので、ひょっとしてひょっとしたら到着してないんじゃないかとかあらぬことを想像しまくっていました。単に時間が押していただけなのでしょうか。
・舞台裏でネタあわせするノンスタのお二人。こういうところを見るとぞくぞくしてしまいます。
・そして登場。石田さんの白い衣装は、敗者復活の寒空の下で見ると寒々しくて仕方ありませんが、きらきらの舞台で見るとやたら明るい。敗者復活のネタでした。ただ、審査のときに紳助さんが言ったことに全く同感だったことは否めません。敗者復活のときからちょっと思っていましたが、すごくすごく面白いのに、最後にもっとカタルシス的な上昇があったらいいのにな、と。
・とはいえ堂々の第3位。
・今年はほんとに時間が押しているようですね。順番決めもCM中にやってしまったのですね。見たかったけど、残念。
・この3組が残ると、あとはもう誰がとってもいいなぁというくらいにお腹いっぱいになりました。笑い飯、ほんとに2本目がないのかあるのか。ノンスタも、どこまで「さすが王者」な貫禄を見せられるのか。とはいえやっぱり圧倒的有利なのはパンクブーブーですかねぇ。ネタバレしていないという利点。
・順番は予想通り、ノンスタ→パンブー→笑い飯
・ノンスタは、むむむ・・・このネタかぁ・・・という感想。1本目と同じパターンでいくというやつですね(あ、なんかWエンジンっぽい)。
・うーーーん、、、どうでしょう。どうなのでしょう。ちょっと・・・弱い??
・パンブーは、弟子入り。これは確かオンバトで初めて見たときにずいぶん笑ったネタでした。手をつくあたりからの拍手喝采はさすが。
笑い飯――――!!
・もうこれは笑い飯イズムと捉えようと思います。最高にお膳立てされた舞台で。過去に「脱脂綿脱脂綿」叫んでいたことなんてかわいいもんです。あぁ、でも西田さんの表情にはやっぱり笑わされてしまいます。あのラストのあたりの表情・・・!
・3組終了して、いよいよ審査発表。パンクブーブーだ、と思っていました。が、まさか満場一致とは。いやあ。おめでとうございます。おめでたい。
・今回のM-1は、なんだかとってもいい終わり方だったな、と思います。あの3組のネタを見終わったら、やっぱりパンクブーブーが一番優勝者として相応しかったように思いました。笑い飯は「奈良県立歴史民俗博物館」「マリリンモンロー」に続いての伝説「鳥人」(鳥人て・・・)を残して、そしてまた別の伝説を最終決戦で残してく、という。笑い飯イズム。ひたすらにかっこよかったな〜笑い飯。誇らしい気持ちにさえなりました。
・パンブーの面白さもノンスタのドラマも、そして笑い飯の伝説も。やっぱりM-1っておもしろい大会やなぁと思いました。
・数年前までのオンバト常連のみなさんのパワーが半端ない今日この頃です。