いまさらの、古畑SMAP

嵐の「最後の約束」を見たときから、SMAP5人のドラマを見直したくて仕方なくなりました。「最後の約束」が放送されたとき、「僕が僕であるために」を思い出す、ということが書かれているブログがあって、確かに「高校時代の部活のキズナ」を描いたものという点ではそうだなぁと思いました。でも、僕が僕で・・・を見返すのはあまりにつらくて(えっちゃん・・・・・・・・・)。あ、ラストのみかん畑の木村さんはめちゃめちゃ美しかったように記憶していますが。
そんなわけでの古畑SMAPです。これは、放送されたときから再放送されたときも録画し、その間も何度も何度も繰り返して見たドラマです。ただ、録画したのがVHSなため、もう見られなくなってしまっていて、でもどうしても見たくてレンタルしてしまいました。今回数年ぶりに見て、表情もしぐさもセリフも結構覚えている自分にびっくり。一人でセリフをシンクロさせたり(例:「こんなんじゃ幕あけられないわよ!」「SMAPは終わらせない」「あんた・・・地獄に落ちるよ?」「急がないとエレベータ!」etc)。以下、好きなポイントだけ羅列します。

・基本、実名で呼び合っているってのがもうもう。慎吾が「つよしくん」って呼んでるのがかわいらしくて。あと、つよぽんが「ごろちゃん」っていうのも好きでした。
・そして、当然なのですが皆さん若い! 中居木村でさえ、当時まだ26歳のはず。慎吾は21歳かぁ・・・。
・すべてがツートップ主体。ツートップファンとしては、夢のような作品。
SMAP内の絶対的ヒエラルキーというか権力というか関係性というか、それらが前面に押し出されているというたまらないドラマ。
・三谷さんグッジョブなアテ書きです。もちろんみんな演技をしているわけですが、ほんとにこんな感じかもというステキな夢を見させてくれる作品。中居のリーダー感も木村の悪ぶった挑戦的な感じもごろちゃんの飄々としたところもつよぽんのいいひと感も慎吾の末っ子天真爛漫キャラも、すべて当時のパブリックイメージとうまく合致していたように思います。
・最初のエレベータシーン。見上げる中居さん。ツートップが目を合わせるってだけでうきゃうきゃしていた当時中学生の私。今でもうきゃうきゃ(三つ子の魂)。
・基本、計画の決断は中居さんが行うというSMAP美。最強の極上スーパーリーダー様。
・「地獄に落ちるよ?」の中居さん。あの言い方がすき。
・「4」は死。
・放送当時、ライブビデオさえ持っていなかった私は、このドラマのライブリハーサル部分とライブ部分をリピートしまくって、ライブ感を楽しんでいました。
・ケンカシーンの迫力。ケンカのセリフ内容、こんなこと言っていいの!?なんて心配しながら見ていたものです。ケンカを始める寸前のcueを出すときの木村さんが好き。
・ツートップで映写室にこもるところが。かぎをかけた瞬間目を合わせて計画にかかるところが。カーテンをシャッって閉めるところが。
・疾走ツートップ。やっぱり若いなぁ〜。
つよぽん、来たらあかんって!!
・実際に放送を見ていたとき、画面に向かって懇願しました。絶対つよぽん来たらあかん〜!!もう胸騒ぎしかしません。つよぽん頼むから、本当のアリバイを・・・!!
・そんな私の祈りもむなしく、中居さんが「・・・連れて行こう」の判断を。
・エレベータでは、ビーっと重量オーバー音が鳴り響いた瞬間、バッと下を向く5人。この、5人が驚いた表情で下を見ている瞬間で一時停止して眺めていた15歳の私。26になっても、同じことをしてみました。やっぱり最初に中居さんに目がいくなぁ・・・。
・エレベータではごろちゃん大活躍! かなりシリアスな場面なのに、「急がないとエレベータ!」には笑わせてもらいました。
・映写室からツートップが出てくる場面!!ここです。二人が並んで先頭を歩いて、ほかのスタッフが後ろを歩く。ここでひそかに目を合わせてにやりとするシーン。この瞬間がかっこよすぎて。ツートップ!!このシーンも一時停止。さらにコマ送り。それくらい好き。そして、このシーンがすごく好きだということだけのためにこの記事を書いたといっても過言ではないくらい。
・「もうしません・・・」な慎吾はかわいいけど、木村さんも悪いんじゃないの?あやまらなくていいの?SMAP年功序列制度発動でOKなのかしら。
・古畑さん登場からは、どんどん見てられなくなってしまう。5人のサインが映るシーンでは、こないだのさんスマを思い出しました。中居さんがあのとき書いた慎吾のサインは、この当時のものだったのね。
・追い詰められるSMAPさん。ごろちゃんを疑ってつかみかかる木村さんです。普段のきむごろの仲良しさんからは想像できないくらいの激しさ。
・ガードマンのは絶対ダメだろう。せっかくの木村さんの完全犯罪がぁ。
・最後、大詰めの場面。前田さんが「ちょっといい?」とツートップを呼ぶ。あくまでもすべてを取りまとめているのはツートップというSMAP構図。ビバ。
・結局、「一番ボロを出しやすい」タイプ認定の木村さん。「君はがんばった」ってごろちゃん。
・計算できない慎吾は、小学生からSMAPだから仕方ないんです。
・全体を通して、一番「演技」って感じがしているのが中居さん。この当時のサムガかなにかで、「おれあんなにいい人じゃないよ」と言っていたように思います。あれでもリーダーっぽい場面は削ってもらったって言っていたと思うのですが、削る前はどんなだったんだ。
・木村さんはオラオラ全開で、「キムタク」な時期。独立だのなんだのを言われていたのはこの少し前だと思いますが、やっぱり彼はSMAPの人なんですよ。当然なんですけども。
・ラスト、捕まってしまうのが悔しくて悔しくて。あぁ・・・つよぽんが来なかったらエレベータのブザーも鳴らなかったのかなぁ、とか、本物のアリバイがあったら崩れなかったのかなぁ、とか思ったり。

何でいまさら、という感じの古畑SMAPですが、見返してもやっぱりファンにはたまらないドラマでした。絆で結ばれた5人の若者。