M-1グランプリ2010決勝

そんなわけで、大急ぎで大井競馬場から帰宅。電車を乗り継いで1時間以上かかりますが、あったかいはずの電車に乗ってもガチガチに冷えた体はなかなか温まってくれませんでした。とりあえず、できあいの晩御飯だけ買いこんで、帰宅したのは18:45頃でした。追っかけ再生スタートです。
カナリア。準々決勝、準決勝と違うネタ。それにびっくりでした。ううううむ、最初ってどうしても難しいですよね。
ジャルジャル。だから!!だから言ったやん〜、と。ネタが終わったあと、審査員の皆さんが判定に困られるのがすべてだった気がします。「漫才をするというコント」をどう捉えるか。でもそれこそがジャルジャルらしさでもあるのですけれど。
・敗者復活決定。会場で見ていた者としては納得の選定でした。どうしてもそうなるよなぁ、と。ただ、去年のノンスタに続いてこういう結果になってしまって、エルパルクや両国や大井競馬場に足を運ばない多くのライトな視聴者にしてみると、「ふーん」みたいな感想しか出てこないのではないか、などと考えなくていいことを考えてしまいました。だから準決勝からストレートに上げてくれたらよかったのに、と詮無いことをまた考えたり。
スリムクラブ。例年、敗者復活決定の次の3組目は全体的にふわふわした空気になる気がするのですが、今年はそれもなくがっつりスリムクラブの空気でした。敗者復活が「おパンクブーブー」だったからかなぁ、、、とも思ったり。えっと、スリムクラブは、準々決勝と準決勝と同じネタで、やっぱり彼らのネタは初見の衝撃がとんでもなく大きいと思うので、私にとってはどうしても準々決勝のときの衝撃は越えられませんでしたが。でもやはりあの大舞台であれだけの間をもたせられるのがすごい、というのが一番の印象。まえださんの手が震えているのがすごく気になりましたが。ノンスタ以降の手数理論に真っ向から対峙しているわけで。そしてそれがまた会場の空気をぐわっと掴んでいるわけで。すごい存在。
銀シャリ。今年の初出場コンビの中で、両国が一番あたたかく送り出したのは彼らだと思います。やっぱりつっこみが上手い。ただただ無機質な歌て。すごいじわじわくるんですけど。
・ナイツ。駒野のくだりがあるのかが気になっていましたが、そこはさすがにないか。観客にとっても、どうしても慣れって出てくるんですよね、きっと。ナイツに関してはそこが大きい気がします。たとえば笑い飯も決勝3年目の2004年でちょっと落ちてしまったように、お客さんが個性を知ってるわけで。そして全く関係ないですが、やっぱり土屋さんの顔が好み。
笑い飯。だからウロス部分てなに?ウロス部分を逆につけたりとかなに?? 去年はてつおさんがビキビキビッキーズでしたが、今年はお2人でビキビキビッキーズ。しかもセリフつき。飴ちゃんも持ってきたらよかったのに。
・ハライチ。おもしろかったんですけどねぇ。好きなんですけどねぇ。
・ピース。思ってたより高得点でびっくりでした。
パンクブーブー。だってこのネタすごいんですもん。おもしろいんですもん。やっぱりおもしろいんですもん。そりゃあ同率1位になるよなぁ。初めてこの展開のネタを見たときは、恩田陸の「中庭の出来事」という小説を連想しました。もしくは三谷幸喜。ただ、ネタ後の講評のときにパンブーのことを話してあげてよしんすけさん、と思いました。例年しんすけさんはそのコンビの講評ではなく、ご自身の点数の理由なんかを他のコンビを出して話をされるのがなぁ。
・納得の3組。
・最終決戦、スリムクラブにびっくり。非常に失礼ながら、ネタないかと思ってました。
・でもここまできたら笑い飯を応援せずにはいられないんです個人的感情としては。
・パンブー、敗者復活は1本目と同じネタだったのですが、敗者復活で大きく受けていた「顔がこぶしにそっくり」というくだりをまるまる2本目に持ってきていることにびっくり。彼らは2本やる気満々だったのね。そして自信のあるそのくだりを2本目に残したのね。
・最後、結果発表で笑い飯が優勝と決まるとやっぱり嬉しかったです。西田さんがうるうるするんですもん。こっちもうるうるしてしまうっちゅーねん。外野にいろいろ言われ続けた9年間だったのだろうと思いますが、やっぱり彼らは優勝したかったんやなぁ・・・。お茶の間は喜んでますよーようやくの優勝で。