SMAPプロフェッショナル

とりあえず、思ったことを箇条書きで残します。
・前から知ってたけど、やっぱりどう考えてもかっこいい。スマップの核がかっこいい。
・ただ、カメラのないところでは「ほとんどしゃべらない」らしいスマップさん。それすらもかっこいいです。
・と、思いつつ、やっぱり他のメンバーと「ほとんどしゃべらない」のは中居さんと木村さんなのではないかと個人的には思っています。木村さんに関しては、ごろちゃんとはしゃべる(唯一の話し相手らしいですし)のかな。あとの3人は、ちょこちょこしゃべってそうな空気を感じたし、今までたった1度だけ奇跡的に行けたスマスマの観覧のときにも、同じように感じたんですよね・・・。スマップの独特の緊張感みたいなのを作り出してるのは中居木村の2人が原因なのでは、と。あとの3人は普通に裏でも仲良しっぽい。
・ただ、しんごろが話していたシーンでは、慎吾がごろちゃんに若干いらっとしてる空気を出してるのもまたテレビの通りで楽しかったです。それでも飄々としたごろちゃん。
・被災地へのバス。窓の外を見つめる5人の表情。
・理科室。黙々とサインをするツートップ。
・舞台に出たときの、小学生と保護者の方々の笑顔がすべての解であるように思います。
・ごろちゃんの髪の毛が嫌いな小学生。ああ、なんて素敵な様式美。
・全員かっこいいから選べない小学生。泣いてしまうー。
ここまで書いて、全部箇条書きでポイントを残そうと思いましたが、切りがないのでちょいと絞って書こう。順不同ですが。
・ごろちゃんが「中間管理職」であるくだり。これはもう10年以上前からごろちゃんが言っていることですが、私は森くんの脱退と関連がちょっとあるのかなぁ、と思っています。ごろちゃんが「中間管理職」にこだわる理由は、同級生だった森くんが抜けて、上と下をつなぐ役割を強く自覚したのかなあ、なんて・・・。そしてこの「中間管理職」は、スマップさんにおいてとてもとても重要な役割であると思います。ごろちゃんがいるからつながってられる、みたいな。
・森くんのこと。あそこまで真正面から扱った番組はこの15年で初めてではないでしょうか。森くんの存在は「公然の秘密」だったのが、いつしかナチュラルに映るようになったなぁ。でも実は、メンバーは昔からいたるところで森くん発言を繰り返していましたよね。ただ、森くんのことをズバリとメンバーにインタビューしていたのは驚きました。木村さんが森くんのことを思い出しているインタビューは、そこに「昔の仲間」への思いが見られた気がしました。
・森くんのすごいところ。やっぱり今現在オートレーサーとして活躍されているところにほかならないと思います。アイドルグループに限らずですが、グループからの脱退というのは珍しい話ではないと思います。が、自分の夢のために辞めて、その夢をかなえて10年以上も新しい世界で変わらずにがんばっている、というのはとてもとても貴重な例ではないかと思います。ここが、やっぱり森くんもスマップというすごい人たちの仲間なんだな、と思える大きなポイント。ってこれ書いてたら涙が出てきた。そこらへんの人とは覚悟が違う気がして仕方ありません。
・ちょっと派生して、ジャニーズグループにおける脱退の例が頭をよぎります。私自身がスマップファンなので私がどうこう言うことではないのですが、やっぱり森くんの脱退と、たとえばかつんさんやニュースさんの脱退とは別の種類のものだったと思います。どっちがどう、という話ではないのですが、単純に同一視できるものではないと思います。
・中居さんのインタビュー。スマップファンにとっては、この番組の核じゃないかしら、とも思ってしまう場面。中居さんが「死ぬほど寂しかった」と口にできるようになったことが15年という年月だな、と。正直、森くん脱退当時は私は中学1年生で、しかもスマップ全体というよりは木村中居メインでのファンだったので、大ショック!!という感じでもなく、どうなるのかな〜くらいな軽い感じで捉えていたように記憶しています。それでもスマスマでの中居さんの号泣はよく覚えていますし、その後どんどんスマップさんにはまるようになって、中居さんにとっても森くんの大きさみたいなものを感じるようにはなったのですが、それは私にとってもう少し後の話でした。そして今回の「戻ってきてほしい」という言葉ですが、2年前のがんばりますのときにも「森、いつ戻ってくるの?」と言っていたことも思い出されました。6人でずっとスマップをやっていくのが夢だった中居さん。
・いつどこで読んだのか全く覚えてないのですが、森くんが抜けたあとのことを、慎吾が「鬼になった」というような言葉で表現したことがあったそうな。勝手なイメージでしかないのですが、6人時代のスマップさんは、それこそ今の他の仲良しグループのような雰囲気だったのが、「森くん」の存在の無さによってグループが落ちて行くことが何よりダメだと思ったスマップさんは、鬼になってでも森くんの存在を埋めて、ただのトップアイドルからスターになっていったのかもしれない、なんて思っています。何て言うか、穴を埋めるためにも5人で隙も死角も一切作らずに背中を合わせて前だけ見詰めて・・!みたいな。少年マンガの主人公みたいな。痛い女子の妄想かもしれません。
・ごろちゃんとつよぽんの事件のことを、「逮捕」という非常に直接的な言葉を遣って表現していたことも印象的でした。どちらも警察沙汰の事件だったので、やはりあってはならないことだったとは思いますが、それでも、ごろちゃんもつよぽんも、事件以前と以後では何かが変わったように思います。
・ここで木村の結婚については取り上げないのか、という議論があるようですが、私はなくてよかったと思いました。結婚は慶事だし、アイドルにとっては前代未聞の事件だけれど、やはり「メンバー脱退」や「逮捕」と「結婚」は同列では扱えないと思います。
・ツートップの描かれ方。やはり「好対照」。そして、最後の「プロフェッショナルとは」という問いの答えも好対照。きっちりと「リーダー」と「エース」の答えだったなぁと思いました。ぞくぞくしました。ツートップがツートップと呼ばれる理由は、メンバー全員がピンでもやっていけるようになって久しい現在のスマップにおいても健在でした。さすがスマップ。
・そして、ライブの打合せで話し合っているときに、中居さんが完全に木村さんの方を向いていた、というのもツートップ感満載で素敵でした。たまたま・・・かしら。なんか、古畑スマップを思い出しました。
・前線にいたい、風当たりはきついけど、と笑う木村さん。ああ、風当たりのきつさを自覚しているのね・・・と、当然のことなのに改めて気付かされた気がしました。でも、このときに笑った木村拓哉が、最高にかっこいいと思いました。
・トップで居続けるということはどんなことなんだろう、と考えました。そしてなぜか、古畑スマップでの最後の古畑さんのセリフ「彼らは本当は悪い人間じゃない、そうでなければこれだけたくさんの人の心をつかむことができない」みたいなやつを思い出しました。重圧やら風当たりのきつさやらも受け止めて人の心をつかみ続けるスマップさん。
・全体的に職人魂が見え隠れして、本当に「プロフェッショナル」だなあ、と。スマップさんにとってみればライブなんて20年もやってることだし、ロバートのコントなみに(伝わるかしら。今年のキングオブコントのネタ参照)できちゃえるのかな、なんて思っていました。ただ、スマップさんにとってみれば、「観客を楽しませる」という結果さえあればよくて、その過程なんて一切伝わっていなくてもよかったのだろうと思います。だとしても、今回スマップさんの職人魂を目撃できたことは、自分自身にとっていち社会人として、とても幸せなことだと思っています。
・最後の最後で笑顔のスマップさんが見られたことが本当に幸せ。かわいいんだからもう・・・!
・ああもう、圧巻でした。自負と謙虚の同居。ラクしたらスマップじゃない、というプライドと、劣等感との闘い、という謙虚さ。なんていうか、泥臭さみたいなのも感じて、ああ、スマップだなぁと。
・そして番組の15分後には、全く別の顔をした中居さんとつよぽん。そこまで含めて、中居さんの手のひらの上なのかなあ、なんて思ったり。
全然書ききれた気がしない・・・! とりあえず言いたいのは、スマップが大好きでスマップファンでいて良かったなあということと、これからもきっとスマップからは逃れられないなぁ、ということ。