いまさらながらに出産の記録

いいともグランドフィナーレの話を書こうと息巻いていましたが、なんだかまとまらないので超個人的な記録で更新。

出産について適当に記録しておこうと思います。
・予定日は1月30日でした。が、予定日になってもまったく音沙汰なし。毎日何時間もお散歩してるのに〜。
・31日、慎吾の誕生日に生まれたらな〜なんてぼんやり考えていましたが、この日もなんにもなし。ただ、検診だったので病院に行くと、全然子宮口も開いてないから来週あたり誘発しましょう、と言われて大慌て。勝手なイメージでしたが、初産は遅れるのが当然だから1週間くらい遅れても普通で10日くらい遅れてやっと何らかの処置をされるんだと思っていました。が、よく話を聞いてみると、誘発処置をしてから初産だと出産まで3日程度掛かるから、平日に産むためには月曜か火曜に処置を始めないといけないとのこと。2月の2週目には祝日があるから、できれば1週目に産んで欲しいとのこと。平日に・・・ってのはもちろん病院側のスタッフが手厚いため。・・・ってそれって病院側の都合やーん!!
・そんな病院側の都合で誘発処置を余儀なくされるのか・・・と悲しみと怒りで泣きそうになる私。今考えると情緒不安定だったんですけど、自力で産んであげられない・・・と自分はなんてダメなんだ・・・と悲劇のヒロイン的思考に陥ってしまいました。
・そんなわけで翌週の火曜に入院。先生の話では、初産では誘発処置をしてもすぐには陣痛につながらないとのことでした。なので初日は暇かな〜と思って入院すると、処置(バルーンってやつです。風船を入れて子宮口を広げる処置)されるやいなやお腹が痛い痛い。なんだか精神的にやられちゃって、そのお腹の痛みが陣痛だと気づくまで数時間かかりました。
・3〜7分くらいの間隔で陣痛が。とはいえ、まだまだ助産師さんとも普通に会話できる程度。とはいえ、暇つぶしに持っていった本なんて読む余裕はゼロでした。全然問題な〜いって強がって歌ってみても問題アリアリな痛さ。
・この日は一日中そんな感じの陣痛で、数分おきに痛い思いをしつつも耐えられる程度のまま終わってしまいました。
・翌朝、子宮口は4センチくらい開いたらしく、バルーンを取ってもらいました。そのまま促進剤で陣痛を促されます。痛みは少しずつ強くなりましたが、先生に「まだまだ会話出来る程度の痛みじゃあねえ・・・」と言われて絶望的な気持ちになりました。
・昼頃、夫と母が来てくれて陣痛室へ。とはいえ病院側は、「今日中には生まれないでしょう」とのことでした。確かにまだまだ会話は可能な痛さ。ってか会話できない痛さってどんなん??
・と思っていたら・・・!!徐々にアホみたいな痛さが襲ってくる・・・!陣痛の波にあわせて数値が上昇する機械をつけられていましたが、それを見ながら夫が「お!お!痛いはず!!」とかちょっと興味深げにしていることすら腹が立つ!!が、そのうち腹を立てる余裕すらなくなるレベルに。陣痛の瞬間はひたすら目を閉じて息を吐いて耐えていたら、助産師さんの長みたいなベテラン感満載の奈良弁のつよーいおばさんがやってきて、「目え閉じたらあかんのや!!目え開けて、赤ちゃんが降りてくるのをイメージするんや!!」と。この、イメージする方法が痛みを逃すのに一番効きました。
・そうこうしているうちに陣痛はかなり強くなり、いわゆるいきみたい感覚ってのを感じるようになりました。というか、我慢できない・・・!だって自分の意思とは関係なく赤ちゃんが出てこようとしてるような・・・!
・といういい感じの陣痛になっているというのに、促進剤がこのあたりで切れてしまって助産師さんも困惑。一日に投与していい量が決まってるらしく、せっかくいい感じで陣痛がきているのに、促進剤が切れたらこの陣痛も遠のくかも・・・とのこと。私としては、絶対このまま痛みが遠のかずに生んでしまうのがいいって頭ではわかってるんですけど、そんなことよりもとにかくひたすら痛すぎて、痛みが遠のいてくれたらどんなに楽だろうかと願わずにはいられませんでした。
・子宮口をチェックされると、どうやらマックスに開いている様子。にもかかわらず赤ちゃんは降りてきていない、というちょいと珍しい状態だったそうです。このあたりで夫が娘の名前を呼びまくる。名前は候補をいくつか出していて顔を見て決めようって言っていたのに、ここで夫が連呼した名前に最終的に決まりました。
・なんだかんだで夜の7時すぎ頃に分娩室に行けることになりました。分娩室に行ったらこっちのもんや!だっていきみを逃さなくていいんやろ!?と思っていたのに、上述の通り赤ちゃんがちゃんと降りてきていないせいでまだまだいきみ逃しを強いられる・・・。でもあまりの感覚に、自然にいきんでいたような記憶があります。
・そんなわけで分娩室に入ってからもそこそこ長く、2時間半くらいかかってようやく娘が誕生。いきむってすんごい体力いるんですね・・・。いきみ続けるなんてもう死ぬかと思いました。最後、出てくるときの痛みは目の前に星が飛ぶような感覚でした。が、これさえ耐えればこの痛みも終わる〜という妙な根性だけで産みきった気がします。我ながら獣のようでした。生まれた瞬間産声をあげてくれた娘には感謝です。元気っこ・・・!
・そしてこのあとが痛かったんですけど!!胎盤を出すまでは多分ハイになっていて大丈夫でしたが、そのあとの傷の縫合がもう痛くて痛くて。しかも先生が一度縫った糸をするすると抜かれる感覚があって、「今ミスったな!?」と怒り心頭でした。ほんっと傷の縫合が痛かった。その上このとき、分娩室の片隅では娘をきれいにしたり体重を量ったりしてくださっていて、夫はそこで娘につきっきりでテンション高くはしゃいでいて、なぜ痛い思いをした私は娘との時間もままならず(カンガルーケアはしてもらったんですけどね・・・)傷をチクチク縫われているのか!!と、ますます怒りがこみあげてきたり。。。
・傷の縫合が終わった頃には、多分血圧が下がりまくって体温も下がってしまって、全身しびれがとまらない状態になってしまいました・・・。
・そんなこんなでようやく分娩室から出られて無事にゆっくり娘を見せてもらえました。
出産のはなしだけで長くなってしまった!どうでもいい出産の記録、読んでくださった方がいればありがとうございました!