紅白のはなし

紅白のはなしの前に。このブログのコメントがうまく反映されない気がするのです。前回の記事にせっかくいただいたコメント、全体を表示するとき映らないのはなぜなのだろうか。むむむ。
そもそも、嵐さんは「比べた時点で負けてる」と歌い、スマップさんは「もともと特別なオンリーワン」と歌っているわけで、比較するものじゃない、ということは重々承知です。ただ、比較することで見えてくることもあると思います。そういうスタンスでこの記事を書こうかと。
さて、紅白の話。嵐ファンの友人からのメールで知りました。曰く、「スマップ出ないかもね〜」と。何事!!と思って調べたら、紅白の司会が嵐の5人に決まったとのこと。で、なんでスマップさんが紅白に出ないことになるんや〜!と、ちょいとイラっ☆としながら、いろんなことを考えました。せっかく考えたので、このブログに残そうと思います。あくまでもただの会社員の戯れ事ですあしからず。かなりの独断と偏見にみちみちている可能性があるため、たたんでみます。


まず、司会者が発表される前に巷で予想に上がっていたのが翔くん。これはありえないことではないと思ってはいたのですが、でも、翔くん自身がそのポジションを望んでいるとは思えなかったのです。というのも、彼はご自身のラップを通じていろんな思いを世間に表現され、嵐としての方向性や野望なんかも全部ラップに込めて歌ってらっしゃると思うのですよ単純なファンとしては。で、彼はあくまでも「パイオニア」でありたい人だ、と。二番煎じなんて「ya so cute」なんですよ、彼が嵐に歌わせてるリリックによると。そんなパイオニアになりたい彼が、中居さんの二番煎じを好んでするはずがないのでは、と。
そもそも、紅白の司会というのはかなり大きな仕事で、ジャニーズのトップ(=男性アイドル界のトップ)に立てればなれるものではない、という大前提があるはずで。でも、そのポジションを中居さんが6回も務められた。その中居さんが所属するスマップの勢いが落ちて新たなトップアイドル嵐が出てきたから、その嵐の中でのMCポジションの翔くんが引き継ぐだろう、というのがまず違う気がする。中居さんが最初に起用された97年(でしたっけ?いろいろ生意気に書いてるわりにちょっと自信ない)の段階では、確かにスマップは文句なく日本一のトップアイドルでしたが、スマップとしての起用ではなくて中居さんという個人での起用だった、ということは、やはり司会者としての彼の仕事ぶりが認められたところが大きいからだと思うのです。
また、もともと翔くんのスタンスと中居さんのスタンスは違うはずだと思うのです。中居さんは20年近く前に「ほかの人がしていないことを」という思いから、MCを中心にやる、というスタンスをとられてい(ると思い)ます。要は司会者です。でも翔くんがなりたかったのは「司会者」ではなく「キャスター」なのだと思います。最近は嵐さん単独の番組も複数あって、それらの番組では翔くんがMCポジションになるため、「司会者」っぽい気もするのですが、それはあくまで身内で必然的にそのポジションについているだけな気がするのです。ただ、もしかすると周りは、そんな翔くんを中居さんの影響で「スマップでいうとことろの中居くんポジション」として認識されているのかもしれないのですけれど。

以上が、司会者が発表されるまでの段階で思っていたことを、あらためて整理してみたものです。あんまり整理できてない気もしているのですが。中居さんで育ち、翔くんもとても好きな私の勝手な思いでした。
で、先日司会者が発表されたわけです。まず思ったのは、翔くんの単独司会でなくてよかったなぁ、ということです。単独司会でないということは、単純に中居さんを引きつぐ(=二番煎じ)形ではないわけで、史上初のグループでの司会、という冠がついたりするのです。その意味では「パイオニア」なのかもしれない。
でもやっぱり、毒トマトのDVDの、中居さんがいかに紅白の司会を真剣に大きいものと捉えて取り組んでらっしゃるかを見ていると、嵐さんの司会に対しては「ただのアイドルにできるの〜〜?」という目で見ている自分がいることも真実(というか、その部分の方が実は大きかったり。だって私は中居さんで育ってきた身なので)。ただ、嵐さんは優秀な優等生グループだと思うので、きっとそつなく完璧に求められている司会をやりきると思います。その辺は非常に信頼してます。
それでもなお、司会者として選ばれた経緯は中居さんと嵐さんじゃ全然違うのだということを、中居ファンとして強く強く声を大にして言いたいのです。中居さんこそが(というかスマップこそが)パイオニアだと思ったりしている今日この頃。