「洗脳」の話

仰天ニュースでやっていた「洗脳」の話。なんだか恐ろしかったですが、「洗脳」はいたるところにあるのではないか、と思いました。
たとえば、私は物心つく前から、父親に「お父さんは男前、お父さんはハンサム、お父さんはスマート、お父さんはかっこいい」と言われ続けたので、本当に父親のことを男前でハンサムでスマートでかっこいいと思っていましたし、ある意味、私の中の「ハンサム」の基準が父親と言ってもいいような気がします。今でこそ、頭も薄くなり、お腹も出て太ってしまった父親ですが、記憶の中の30代後半から40代前半の父親は、すごくかっこよくてスマートだったような。
これは洗脳の成功例なのではないかと思っていますが、父親がかっこいいという話を母親にするたびに、「お母さんはそんな風に思ったことないからほんまにやめて!」と怒られてしまうので、母親はこの「洗脳」を良く思っていないみたいです。
先日実家に帰ったとき、父親が嬉々として「チュートリアル徳井の若いころの写真が出てきた!」と言っており、見せてもらうと、おそらく当時アラサーだったと思われる父親の写真で、それはただの80年代前半らしさ満開のただのおじさんの写真で、徳井さん要素ゼロでした。おかしいなぁ、思い出の中の父親はもっと素敵なのに。思い出はいつもきれいだけど〜〜〜。