The MANZAI 2012

THE MANZAI、楽しく見ました! ハマカーンが優勝して私もとても嬉しいです。感想を諸々残します。見ながら予想をちょこっとしたりしていましたが、ことごとく外れました。
・いきなりテンダラー! 今回、ワラテンボタンでちょこっと参加してみたのですが、ボタンの読み込みに時間がかかってしまってテンダラーのネタが始まっているのに携帯に注意が向いてしまって最初ちょっと入り込めずにいました。が、さすがテンダラー。途中からぐいぐい乗せてくださいました。テンダラー・・・!!!って感じ。
・そしてウーマン。最近、ウーマンからいい加減にしんすけさんの香りがなくなって、やっぱり実力ある人たちなんだなあと実感しています。前半のを基に後半裏切ってくタイプ(M-1初回の麒麟タイプとでも言いましょうか)なのに、なんだか前半けっこう受けてた分、後半のギアがゆるく見えてしまったような印象。スカートめくられてお礼を言うおばちゃんのところは単純に笑ってしまいました。
ハマカーン。なんだ、なんでしょう。進化形のネタですね・・・! ガーリーなかんちゃんがすごく嵌っていたのですが、どうしても昔のタカトシの「女子か!」ってつっこみが浮かんでしまって。面白かったしきちんと進化していて良かったのですが、個人的には大爆笑の域に行かなかったんです。
オジオズ。そしてここでオジオズ。これがね・・・このしょうもなさに、腹筋が痛くなるかと思いました。ほんっとしょうもなかった・・!!すばらしくしょうもなくてすばらしく笑わせていただきました。そりゃあもう笑いました。この時点で、私のワラテンが示す得点は一番高かったです。
・そんな感じで4組終了。ワラテンのグラフでオジオズが突出していたので、審査員票がそこそこばらけたのに驚きました。テンダラーオジオズ(7:3くらいでオジオズ)と予想していたので。ハマカーンとな。しかも次点はウーマン。私の予想がだだはずれ。でも、ハマカーンが決勝進出ってのは嬉しかったです、素直に。何度も書いていますが、ネタレンジャーライブに出ていた方々が活躍すると、糟糠の妻ぶったテンションになってしまうんですよね…私。(ネタレンメンバー:チーモンオジオズ、三拍子、ハマカーン、キャンキャン、エレジョン)
・そしてBブロック。死のブロックとかナレーションされていたような。
トレンディエンジェル。キスマイって全国民に認知される知名度を誇ってるととらえてよいのですね!?という、妙な観点で感動しました。トレンディエンジェル経由で、上戸彩さんと北山くんが同い年ということを知りました。堀越の同級生? しーはーはーの替え歌の「育毛しよ〜」のくだりに一番笑ってしまった気がします。
・ノンスタ。私の中での「永遠のアイドル漫才師」枠なのに、いつのまにこんな好感度(の低さ)になってしまったの・・・! と思いつつ、やっぱり漫才うまいー。野球部のバッテリーの人のネタをこんな感じに凝縮・進化させたのか!とちょっと驚愕。ノンスタはほんとに細かく笑いを刻んで刻んで息つく暇なく笑わせてくれます。ノンスタがM-1を獲ったときに論じられた手数論を思い出しました。ちなみに、ワラテンに律義に参加していたのですが、私が一番高得点を出したのが彼らでした。97点かな。まあ、思い入れの差といえばそれまでですけど、やっぱり笑いどころをキープさせてずーっと高いテンションで続けておもしろいってのはすごいことだと思うのです。
・磁石。磁石ですよ。煽りVTRで永沢さんのくしゃくしゃな顔を見ると、きっと女子の多くはきゅううううんってなる・・・んじゃないのかしら。ならない?あら、ならないか。そしてネタは、このネタですか。ようやく、全国ネットゴールデンで「ブスは待つ!」が見られる日が来たというわけですね。この名言にいたく感動したのは2年前のM-1予選でした。それから2年かあ・・・私も待ったもんです。そう、つまり「ブスは待つ」。「99#」に一番笑ったかもしれません。救急車の新しい呼び方。ちなみに、SMAPファンである私のついった上には、SMAPファンもしくはじゃにおたと呼ばれる類の方々がいっぱいいらっしゃいますが、みなさんSMAPのCM目当てでこの番組を見ていらっしゃいました。そのおねえさん方が一番反応したのは磁石永沢さんのルックスでした。じゃにおた受けするんですよ永沢さん・・・(私含め)。そんな永沢さんが煽りで泣いてるもんだから、余計におねえさん方の心をつかんでいたようです。
・千鳥。このパターンなんですね、最近。なんていうか、誤解を恐れず言うならば、「千鳥が好きそうな人が好きなネタ」みたいな感じ。いや、おもしろいんですけどね・・・。ポカリ川さんのポカリは水色とかね・・・。色指定の苗字ってなんやねん。
・そんな感じのBブロック。ノンスタやろな〜と思いつつ、磁石を応援する心持ちでした。ノンスタも磁石も好きな私としては、その2組で潰しあってほしくなかったなあ・・・なんて思いながら結果を待ったものです。ワラテンは断トツでノンスタで、彼らの漫才の計算されつくしっぷりを実感。ほんと、上手い。でも私としては、煽りでの永沢さんの涙が頭にこびりついて、決勝に進まなければ磁石解散とか言い出すんちゃうやろな・・・とどきどきしてしまうわけです。そんなこんなで、ノンスタ、磁石、どっち〜〜〜〜と見守っていると、思いのほか千鳥に票が入る入る。途中までノンスタと拮抗していて一進一退。確かにノンスタと千鳥の漫才は比較できないタイプで、そもそもお笑いで比較するってなんやねーん!と、お笑いを評価するとは、賞レースとは一体なんなのか、というよくわからない世界に思考が飛びそうになりました。が、結局突きつめて行くと、審査員も含めてどれがおもしろかったか、というシンプルな基準のみが浮かび上がってくるはずなのです。そんなわけで千鳥が決勝進出。思わずえーーーーーーって声に出してしまいました。まあ、これは完全に好みの世界だったんでしょうねえ。千鳥もおもしろかったもん。ここで、巨人さんの磁石への言葉「辞めたらアカン」で不覚にも泣きそうになってしまいました。ほんま、辞めたらアカン〜磁石〜。
・そしてCブロック。スーパーマラドーナ。面白かったです。面白かったです・・・! なんか、このコンビもアルコ&ピースもそうですが、「コンビ愛」みたいなのを匂わせるのが女子受けをちょこっとあざとく狙ってるのかなーなんて思わなくもないですが、おもしろかったです・・・! 年老いてリズムネタをやるくだりが一番好きでした。
アルコ&ピース。うううううむ、「これって漫才じゃないよなあ・・」という印象が前にきてしまって。メタ系でも、好きなやつもあるのになあ。M-1で物議をかもしたジャルジャルの「漫才」は平気だったのに、どうしてこれが自分に嵌らなかったのか。うううむ、謎。お客さんからの「フーーー!!」的なのが耳に障ったのかもしれません。完全に私の好みの問題かあ。
笑い飯・・・。いや、笑ったんですよ。しょうもなくて。ほんっとにしょうもなくて。笑い飯は前奏から行くのが好きですねえ。はっぴばーすでーを思い出しました。ただ・・・、全体的な笑い飯のノリ方が、審査員の方が「元気ない」みたいに評されていましたが、確かにM-12007あたりの頃の感じを思い出しました。ロボットとか宇宙戦争とかの頃。ばかばかしくて面白いけど跳ねきらない、みたいな。
・そしてここでワイルドカード枠発表って・・・! 寸前過ぎやしませんか。しかもボケ×2に続いてさらりと発表されたのでちょいと面喰いました。エルシャラカーニかあああ。面白いとは思うけど、ちょっとあんまり私の好みではないコンビ・・・! まあ、仕方ない。ただ、ワイルドカードの芸人さんたちを長い時間拘束している意義みたいなのがあんまり感じられない点が残念です。M-1の敗者復活くらいの必死さみたいなのが無いというか。まあ、そもそも番組自体が違うし番組のカラーも違うから、そこのところは仕方ないにせよ。とはいえ、ワイルドカードがある意義すらぼやぼやしている気もします。
エルシャラカーニはおもしろいんですけど、前述の通りあんまり私の好みではなく・・・。
・ここでの予想ですが、なんとなくアルピーはないかなあ、と思っていたのです。M-1ジャルジャルが審査員から票を得られなかったように、このスタイルは受けつけてもらえないんじゃないかと。消去法で笑い飯が妥当?とか思っていたら、全然。めちゃめちゃ圧倒的にアルピーじゃないですか。
・ええ、正直、ちょいと複雑な気持ちで迎えてしまいました、決勝。こうなったらハマカーンにいってほしいなあ・・・と思いつつ、自分の予想が外れまくったあまり、超ライトな気持ちになりました。
・決勝ハマカーン。どのパターン・・・?と思いつつ見ましたが、ちゃんとおもしろかったです。ぼけつっこみは完全に入れ替わったと見てよいの・・・かしら。ほんと、ちゃんとおもしろかったー。
・ここで千鳥、電話相談室のネタ。あ、このネタ!と思った瞬間、千鳥が行ったんじゃないかと思いました。で、その旨をM-1の敗者復活に通いまくった同士にメールしましたが、あっけなく「いや、ハマカーン」と返信が。そんなこんなをしてないで真剣にネタを見ろよ、ってな感じですね。この電話相談室のネタ、最初に見たときはほんっとに笑ったのですが、なんだろうか、千鳥のそのパターンに「ああ、またそのパターンなのね・・・」という飽きのようなものが最初にきてしまったことを正直に記します。
・そしてラストのアルピー。昔、スリムクラブが「2本目ないやろ〜」と言われまくっていたときのような感じ?かしら。うん、これもおもしろかったんですよ。パイロットはやっぱりラストは「グッドラック!!」なんですね。木村拓哉すげい、というSMAPファン目線でネタの落ちを堪能してしまいました。
・そして最後。かんちゃんの涙がねえ。同時に永沢さんの涙もねえ。何とも言えない気分になりました。うんうん、よかったねえよかったねえええええ。という感じ。ハマカーンが売れると私も嬉しいです。磁石は華もあるので売れそうなんですけどねえ。売れたら売れたで寂しくなるような気もしています。あと、売れてしまって漫才が見られなくなるならそれは寂しいなあ。いずれにせよ、ネタがテレビで見られるってとても嬉しいことです。またネタ番組がちょこちょこ増えるといいのになあ。
・ちょいちょいいろんな方面に意識がぶれながらも、楽しく漫才を堪能できました。ハマカーン以外で売れそうなのはどのコンビでしょう。アルピーとかいくのかしら。オジオズと磁石の行方やいかに。
・最後にネタとは完全に関係ないことを呟きますが、女子受けしそうなネタよりも、ラストの永沢さんの涙の方が本当の意味で女子受けしそうやなーというどうでもいい感想を抱いてTHE MANZAIが幕を閉じました。