イタキスドラマ2013

しばらく体調を崩してベッドから抜け出せずにいました。今の家では、寝室にはHDDがないので録画物を見られないのが一番の問題。なのですが、ノートPCを寝室に移動させて延々見ていましたよ、動画を。そんなわけで、今日はイタキスの話。
今年の3月からCSで放送されているというイタキス、メインキャストは誰一人知らない・・・と思っていましたが、琴子ちゃん役の女優さんは幽かな彼女に出演されているお嬢さんでした。感じのいい子!!入江くん役の方はやっぱり知らない方でした。印象としては、綾野剛さんに似てるような。
そんな入江くんと琴子ちゃんの2013年版イタキスですが、なかなか面白い。まあ、イタキスの時点で面白くないわけがないのですが、入江くんがなかなかリアルに入江くんで、琴子ちゃんも黒髪ロングで童顔な琴子ちゃんで、お二人とも原作のイメージにかなり近いのではないかと思います。肝心のストーリーですが、原作のエピソードをがっつりなぞっているわけではないですが、かなりうまい具合にまとめられていて、無理のない展開になっていました。連載当時と今とで決定的に違うことといえば携帯の存在ですが、極力携帯が登場しない展開になっていてそれも不自然ではなく、さすがにその状況では携帯を使うだろうという場面でようやく登場して、でも入江くんは携帯を持たない主義っていう設定になっていました。あの入江くんだったら携帯を持たなくても不思議じゃないので説得力があったりもしますし。あと、原作と大きく異なる点としては、金ちゃんとの三角関係に重点が置かれている点でしょうか。原作の金ちゃんって、特に高校から大学初期くらいまでは、重要な役割ではあるけれども琴子は全く相手にしておらず、金ちゃんと二人きりで会うこともなかったんじゃないかと思うのですが、このドラマでは事情があれば琴子は積極的に金ちゃんに会いに行きますし、裕樹くんが倒れた時も金ちゃんを頼りにします。その点が原作とは異なるかなあ。それと、ドラマではコーヒーを上手い具合に使ってるなあと思いました。琴子ちゃんが淹れたコーヒーを美味しいと感じる入江くん・・・って重要なファクター!!
そんな日本版イタキス、現在放送されている中での最新のエピソードは、原作で言うと、裕樹くん急病⇒入江くんなら医者になれる⇒バレンタインに入江くんちにお泊まり⇒清里キスっていうイタキスの中での重要エピソードが一気にまとめられていました。展開としては無理なくきれいにまとめられていたのですが、2回目のキスのところがあ。今回のイタキスでの2回目のキスは清里ではなく裕樹くんの病室でした。琴子ちゃんが夢を見てるシーンもあったのでそれはそれでいいのですが、裕樹くん視点でのネタばらしが早すぎてもったいない・・・!あれは、夢オチと思わせておいて、月刊誌だから4カ月くらいあいてようやく裕樹くんの回想で真相がわかる、くらい威力のあるエピソードだと思うのです。単行本で言えば、7巻で夢オチだと思わせておいて、4〜5カ月後に出る8巻でようやく・・・っていう。あんなに即ばらしたらもったいないようううううと思いつつ見ていましたが、入江くんの「シーッ」がかっこよすぎてかっこよすぎて。あの微笑みも込みでかっこよすぎてかっこよすぎて。もうどうしましょう。そして次回予告ではクリスマスエピソードですよ。私がイタキスの中でもかなり好きなエピソードのクリスマス。あと、気になるのは沙穂子さんは登場するのかどうか・・・というところですね。韓国版では松本姉が沙穂子さんのポジションもやっていたり、アニメではまさかのクリスが沙穂子さんポジションだったりしたので、今回のドラマではちゃんと沙穂子さんが沙穂子さんとして出てくるのかどうかが気になります。
今回の入江くんも見れば見るほどにかっこよく、琴子ちゃんもすごくかわいくて、かなり素敵なドラマです。体調を崩していた数日間、私を癒してくれたのはまぎれもなく入江くんでした。身長、目線、表情のなさがかなり入江くんだった今回の入江くん役の俳優さん。思わずうぃきってしまいましたよ・・・。慶應卒の帰国子女でしたよ・・・。まさかの25歳でしたよ・・・。琴子ちゃんの中の女優さんと10歳近く離れてるようでしたよ・・・。
結論としては、入江くんはかっこいい、というところですね。入江くんというフォーマットがすでにかっこいい。今、私は自分の脳内に蓄積されている原作を読み返しているところです。ちなみに、私の好きな原作の入江くんは、清里キスを見ちゃった裕樹くんの口止めをして、裕樹くんが首をぶんぶん振ったあとの「フッ」て笑うところと、松本姉の告白の後、尾行していた琴子ちゃんとタクシーで帰るところで「もう時効だよな」ってカメラ目線になるところと、やっぱり外せない「俺以外の男、好きなんて言うな」と、廊下での「お前には降参したよ」からの「大好きだよ」と、新婚旅行での「俺はもう平気じゃない」です。