FTL⇒FR⇒C5

俗に言うファイブシリーズについて書きたいと思っています。これまでに3曲あるわけですが、これら3曲はそれぞれ少しずつ特徴が異なるのでそのあたりについて。イタイかもしれないので、一応たたんでみます。
◆Five True Love(1999)
99年発売のBIRDMANに収録されているこの曲。ファイブシリーズの中では、各個人の紹介パートに大きな比重を置かれている曲だと思います。なので、各個人の紹介パートはやはりこの曲が一番好き。「限界超えても逃げやしない」とか、自分がつらいときに頭の中にこだまするフレーズだったりしますし。全員分ともうまいなあと思います。紹介パート以外では、「どんなに逃げてても〜」とか、初めて聞いたとき、なぜ逃げるなんてマイナスの言葉で歌うのか?とか、「いつでも誰にも優しいわけじゃない」とか、アイドルなのになんでそんなこと言うの?と思ってしまったもんです。でも、当時、絶頂が続く超絶アイドルだったSMAPだからこその歌詞なのかなあ・・とも思ったり。この曲のタイトルにつく「Five」は、SMAPは5人であるということを曲として公言したという意味もあるのかなあ、なんて思ったりもしています。以前にも書いたことがありますが、「後ろ向いても戻れるわけじゃない」っていうのが「Six」であったことを少し哀愁を持って見ていて、その後「何もいらないこのままGet a happy night!」と締めるのが99年当時のSMAPの「Five」だったのだなあ、と思います。5人のSMAPSMAPが公言した曲。
FIVE RESPECT(2002)
これはねえ・・・もうほんっと、これはかっこいいですよねえ。FTLから3年。ですが、この3年ってのがまた激動の3年だったりして。木村さんの結婚とごろちゃんの謹慎。そして5人であらためての全国ツアーDrink! SMAP!でのこの曲ですよ・・・。この曲は、各個人の紹介パートは、それぞれのメンバーの仕事内容なんかも反映されて、パーソナリティなんかが反映されていたFTLとはまたちょっと違う紹介になっています。そして、進化した点は観客を巻き込む要素が強くなったこと。名前のコールも2回ずつで、お客さんも一緒に呼びたいんだ、という気持ちを汲んでくれたのですね中居さん! あとは「So fine!」の掛け合いとかね。もう私はこの曲においてはSo fine!って叫ぶ瞬間がとにかく大好きなんです。だってほんっとーにSoooooo Fineじゃないですか!!曲の音とかもアドレナリンめちゃめちゃ引っ張り出すみたいなアゲアゲぶりで、思いだしただけでうぉぉぉぉ!!ってなります。そんな音を通じてSMAPが、「We wanna ホントにNo.1?」なんてクエスチョンな一節をはさみつつも「We are great! We are the best! そうさWe are no.1!」なんて言い切っちゃうんですよ。自分で自分のことをナンバーワンって言いきって、しかもそこに外野はいっさい文句も持てないのってSMAPだからこそ。だってほんとに誰がどう見たってナンバーワンなんですから。そしてSMAPが「ピンチはほらチャンスだ」って言ったら、それ以上説得力のある言葉はないです。そして何気にタイトルが大文字になっているあたりに、SMAPとしての自信を感じます。
◆CRAZY FIVE(2012)
FTLが6⇒5の曲、FRが4⇒5の曲だったとすると、CRAZY FIVEはただただ5!!!って感じの曲。この曲は前曲以上にお客さん参加必須曲で、なんといっても「きーむーらーくーんー!!!」「なーあーにぃぃぃぃ!」のやりとりですよね。アラフォーのおじさんたちと老若男女の掛け合い。中居さんいわく、「ファンを引き離した10年」だかなんだかの年月を越えてのファンと一緒に楽しむこの曲。上記のやりとりだけでなく、「ふぁああああらうぇえええええぃ!」での振りなんかもそうで、とにかく一緒に楽しむための曲にしてくださっています。そして、この曲のもう一つの目玉は、SMAPのこれまでの歴史を歌ってるんじゃないかってくらいの歌詞。「若すぎたんじゃない そう誰にも従わずに突き進んだ証」とか「五つの星屑 くじけそうでも拳を挙げろ 皆が迷わぬように」なんて、アイドルとして切り拓いてみせてきた自負があってすごく好き。「Far away!」ってのも、この突き進んだ二十余年の長い道のりを感じさせられます。あとは、ラストのつよぽんとごろちゃんのところね・・・。あそこはフォーメーションの演出も含めて、ファンの心をぐっとつかみますよねほんとにね・・・。そして「涙を越えて」ですよ。そんじょそこらの「涙を越えて」じゃなくて、SMAPの歴史を思っての「涙を越えて」の重さったら・・・。ほかの歌詞もいちいち全部細かくとりあげたいくらいだけど切りがない。ちなみに私がとても好きなのは、「We are SMAP Everybody don't miss it!」の部分。そりゃあEverybody should not miss itですよ、だってSMAPなんですから・・・!!んもう!! 各個人の紹介は今までで一番重要視されてない・・・というか、ナンセンスでノリ重視な傾向です。それでもこの曲の重要な要素である「ファンとのかけあい」と「SMAPの歴史」で補って余りあるくらいの名曲。
痛いですね、痛いって言ったじゃないですか!!そもそもFIVEシリーズを語ろうとしている時点で痛いんですよ。こんな妄言をブログにさらしてしまえるくらい、上記の3曲は力のある曲ってことで。中居さんを盲信していると言われても否定できない、痛い人間の戯言です。
ちなみに、FTLから14年経とうとしていますが、あらためて各個人紹介部分を見直すと、メンバーのパーソナリティってそんなに変わらないのかもしれないなーと思いました。さすが、変わりながら変わらずいられる人たち・・・・。